JR東海が「のぞみ」グリーン車2席を1人で使えるきっぷを販売 4月8日から販売を予定

JR東海は24日、東海道新幹線「のぞみ」グリーン車2席を1人で使えるきっぷを販売すると発表しました。きっぷの販売期間は、大型連休を除いた4月8日~6月30日を予定しています。

グリーン車2席の料金は、2人分の通常料金と比べて10,000〜15,000円程度安くなります。ビジネス客などの利用を見込んでいるとのことです。グリーン車2席の料金と、2人分の通常料金の比較は以下の通りです。

東京―名古屋東京―新大阪
2席の料金18,140円23,860円
2人分の通常料金29,920円39,180円

きっぷの予約は、ネット予約サービス「EXサービス」から行えます。このサービスは、「隣の目を気にせず、PCや書類を広げて作業したい」という、ビジネス客のニーズに合わせて企画されたとのことです。

グリーン車2席を1人で利用することで、これまで以上にゆったりと新幹線で過ごせます。ビジネス客は作業の自由度が広がるため、移動時間をより有効的に活用しやすくなります。

なお、7月以降のきっぷ販売については、利用実績などを踏まえて検討するとのことです。このサービスを知った人たちは、「普通の指定席でも販売して欲しい」「静かに過ごしたくてグリーン車を買う方には良いサービスだと思う」「隣席をブロックできることで運賃が高くても一定の需要があるだろう」などのコメントを寄せています。

新幹線の指定席特急券は時期によって料金が異なる

新幹線の指定席特急券の料金は一定ではありません。通常期、閑散期、繁忙期、最繁忙期の4つの期間が設けられており、それぞれ料金が異なります。

通常期の値段から、閑散期は200円引き、繁忙期は200円増し、最繁忙期は400円増しです。閑散期と最繁忙期を比べた場合、600円の差があります。

最繁忙期を設定しているのは東北・北海道、上越、北陸、秋田、山形新幹線のみで、東海道・山陽・九州・西九州の新幹線では繁忙期、通常期、閑散期の3つしかありません。

【東北・北海道、上越、北陸、山形、秋田新幹線(2022年度)】

該当期間
閑散期4月21日〜5月10日/6月/7月1~14日/9月/10月1~6日/11月/12月/1月/2月(該当期間の月〜木曜日※)
繁忙期4月1日〜4月5日/7月15日〜18日/8月1日〜8月9日/9月16~19日/22~25日/10月7~10日/3月21~31日
最繁忙期4月27日〜5月6日/8月10~19日/12月28日~1月6日
通常期閑散期、繁忙期、最繁忙期以外の日
※ 祝日及びその前日と振替休日、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始を除く

【東海道・山陽・九州、西九州新幹線(2022年度)】

該当期間
閑散期1月16日〜2月末日/6月/9月/11月1日〜12月20日(該当期間の月〜木曜日※)
繁忙期3月21日〜4月5日/4月28日〜5月6日/7月21日〜8月31日/12月25日〜1月10日
通常期閑散期、繁忙期以外の日
※ 祝日及びその前日と振替休日を除く

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