2019年の参院選広島選挙区における買収事件で、懲役3年の実刑判決を受けた河井克行氏(61)。元法務大臣として知られる河井氏が、10月19日(土)に、京都大学吉田キャンパスで開催された「日本犯罪社会学会 第51回テーマセッション」に登壇した。
受刑者たちの“声なき声を徹底的に聞き取る
「大声で怒鳴るだけでは人は更生しない〜受刑者たちの“声なき声”は聞こえているか〜」というテーマで行われた、約30分のセッション。
セッションを通じて、河井氏は刑務所での実体験を踏まえて、下記3つの提言をした。
- 受刑者たちの声なき声を、徹底的に聞き取ること
- 今いる職員の意識改革と、新たな体制づくりをすること
- 受刑者の心を動かし、必要とされる情報提供を行うこと
河井氏は最後に「日本犯罪社会学会の会員の皆さまには、しっかりと議論をしてより良い施策を作り上げて、社会に対して発信をしていただくことを切に期待いたします。私ができることがありましたら、少しでもお役に立っていきたいと思います」と述べてセッションを終えた。