タグ:第1回ライティングコンテスト
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未だに不安なことが頭をつきまとう。それはアパートを出ても、電車に乗っても、友だちに会っても仕事をしていても、いつもいつも頭にこべりついて離れない不安。そう、「鍵、かけたっけ」である。
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自身にとってのふるさととはどこだろうか、とふと考えることがある。いつでも帰っていい温かい場所、心の拠り所、老いた後過ごす場所。ふるさと、を表すには出身地という言葉では少し淡白だ。
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私は「都会で電車に乗る」ということを甘くみていた。「都会で電車に乗る」ことには特殊な能力が備えられていなければ、易々とできることではないという現実に私はまだ気が付いていなかった。
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十年ほど昔の事、少々レアケースなカップルの新婚生活が始まろうとしていた。「家事に於いては第一にワイシャツの管理を怠らぬこと」入籍前、本家の従兄からいただいた箴言だった。
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20年前の4月、私は高校に進学した。大学進学は諦めるよう母から言われていた為、第一志望の商業高校に合格した時には母と涙し喜んだ。しかし、授業で算盤があることに私と母は落胆した。
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かれこれ三十年あまり前、大学卒業後、信用金庫に入庫しました。「本部総務部」として、メロンとコーヒーを用意するとある会議の日のことでした。
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大学卒業と同時に家を出た。二十七の春。それまで病気がちで休学していたがやっとこさ就職までこぎつけた。しかし、新生活に母がついてくる過保護っぷりとも思える行動には理由があった。
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働き出して二年目、当時二十歳だった私は新店舗へ転勤することとなった。「地元を出て一人暮らしをする」という期待に胸を膨らませた先に待っていたこととは。
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29歳のときに大学院留学のために初めてイギリスに渡ったのだが、最初の数週間はカルチャーショックの毎日だった。そんな中で1つだけ困り果ててしまうことがあった。
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研修医を終えて、医師として医師人生のスタート。私は研修医をしていた石川県から、東京で一から小児神経学を学ぼうと転居しました。これだけ聞くと、素晴らしいスタートを切ったかのように思うかもしれません。ですが実際は少々違います。
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