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4月13日、大阪市の人工島「夢洲」で大阪・関西万博が正式に開幕しました。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、10月13日までの184日間にわたる国際的な祭典がスタートします。
開幕に先立ち、12日には天皇、皇后両陛下や石破茂首相ら約1,300人が出席する開会式がEXPOホール「シャインハット」で開催されました。石破首相は「世界はさまざまな分断の危機に直面している」と指摘し、万博を通じた国際交流への期待を表明。
世界158ヶ国・地域が参加するこの国際博覧会には、総来場者数2,820万人、経済波及効果2兆9,000億円が見込まれています。会場では佐渡裕氏指揮のオーケストラ演奏や、「コブクロ」のテーマソング披露など多彩な文化プログラムも展開されました。
日本の技術や文化を世界に発信する一大イベントとして、訪日観光客増加への起爆剤としても期待が高まっています。
万博初日は約14万人が来場 通信障害などの課題も
大阪・関西万博の開幕初日となった4月13日、会場には約14万1,000人が来場したことが日本国際博覧会協会から発表されました。内訳はチケット利用者が約11万9,000人、パビリオン関係者などが約2万2,000人とのことです。
万博協会は「大きな事故はなかった」と発表していますが、入場ゲートでは長蛇の列が形成され、「会場に入るのに2時間かかった」との声も聞かれました。東ゲート周辺では、午前9時半から午後2時半にかけて携帯通信の障害が発生。入場チケットのQRコード表示に時間がかかるなど、入場に支障をきたす事態となりました。
これを受けて万博協会は、QRコード表示用のWi-Fi環境を東ゲートに設置するとともに、通信事業者に環境強化を要請しました。来場者に対しては入場チケットのQRコードを事前にプリントアウトする、もしくはスマートフォンでスクリーンショットを撮っておくよう呼びかけています。
2日目となる14日も東ゲートでは開門前から多くの人が列を作っています。なお、インドやベトナムなど5ヶ国のパビリオンは休館が続いており、ブラジルパビリオンについては関係者式典のため、一般入場は15日からとなる見通しです。
ネット上では、「大きな事故はなくても、運営面で言えば50点にもいかないと個人的には思う」「全般的に凄く楽しかったです」「スマホが必須なのに通信障害は大きな事故だと思うけど」などの意見が寄せられています。