
<目次>
ひょうご矯正展とは
「ひょうご矯正展」は年に1回、神戸刑務所が主催するイベントです。2025年で45回目を迎え、矯正行政の取り組みを紹介するとともに、刑務所での作業によって生産された品質の高い製品を手頃な価格で販売することで、矯正行政への理解を促進することを目的としています。
「ひょうご矯正展」は、法務省が主唱する「社会を明るくする運動」の一役を担っています。収容されている受刑者や、少年の改善更生・社会復帰のため、矯正行政が果たしている役割や日々の改善指導、教育活動などを紹介しています。
企業や地域の方々による出展やステージ出演もあり、さまざまな楽しみ方ができる場となった「第45回ひょうご矯正展」の当日の様子について紹介します。
神戸刑務所で作られた手作りの木棚や革靴も

開場すると正門の先には、法教育マスコットキャラクターの「ホウリス君」、兵庫県マスコットの「はばタン」、変面師、姫路市キャラクター「しろまるひめ」が迎えてくれました。なお、第45回ひょうご矯正展の来場者数は、9,557人でした。

神戸刑務所で製作された代表的な木工製品「チェスト」は木材を加工して作られたものです。A4サイズの書類が収納できるサイズで、高さが異なる引き出しの場所を入れ替えることもできます。

リモコン置きは木工製品の製作で発生した端材を活用して作られたそうです。材料の廃棄をを出さないようにする工夫が伝わってきました。

神戸刑務所の刑務作業では本革を利用した製品を作っています。そのため、革靴などの革製品が手に取りやすい価格で販売されていました。

また、横須賀刑務支所の「ブルースティック」や函館少年刑務所の「マル獄シリーズ」など全国の刑務所で作られた製品も販売されていました。
キッチンカーや屋台が並ぶ飲食ブース

お好み焼きやパスタ、クレープなどさまざまな食品を販売するキッチンカーが出店していました。
地域の団体や住民の方も、りんご飴やベビーカステラ、ステーキやフランクフルトなどの料理を提供していました。飲食ブース付近は食欲をそそるにおいが漂っていて、お腹を満たそうとする来場者が集まっていました。

本革を利用した小物入れをつくることができる体験コーナーもありました。神戸刑務所に縁のある革製品に触れてほしいという神戸刑務所の想いが伝わる取り組みです。

性格診断コーナーでは、60個の質問に回答することで自身の性格に関する傾向を把握することができます。家族や友人同士など、一緒に来た方と体験し、診断結果をお互いに見合って楽しそうに話す姿が見られました。
地域の方々やゲストで盛り上がるステージイベント

ひょうご矯正展の初日には、特別広報官として蓬莱大介がゲストとして登場しました。

2日間を通して、ヒーローショーやダンス、演奏などさまざまなジャンルでステージが盛り上がりました。
自動車の車検工場もある刑務所の中を見学できるツアー

矯正展が開場する前から行列ができていたのが神戸刑務所のなかを見学できる所内見学です。刑務所の中に入ってみると、とても広大な敷地が広がっています。その広さは、なんと甲子園球場約4個分だそうです。所内見学の所要時間は約15分ほどなので、刑務官の案内の元、一部の工場を見て回ります。

神戸刑務所は西日本で唯一、民間車検工場と同様の設備が整った自動車整備工場があります。自動車の整備の刑務作業を通じて、受刑者は自動車整備士(2級、3級)の資格を取得することもできます。
また、一般企業と比較すると、代車の準備はなく時間も多少かかりますが、価格は安く車検をお願いできるそうです。
神戸刑務所の矯正に関する取り組みについて

神戸刑務所では、明石市と連携をした取り組みをしています。2016年度から兵庫県明石市の福祉局福祉政策室福祉総務課が中心となって更生支援のモデル事業を開始し、2017年度には神戸刑務所も地域連携モデル事業を始めました。地域と連携しながら医療や福祉の専門家のサポートを受けられるような支援をしています。

神戸刑務所での矯正活動についての広報パネルが展示されていました。パネルの前に立ち止まってゆっくり眺める方や、刑務官に質問をして理解を深める姿が見られました。神戸刑務所の成り立ちや受刑者の1日などの情報が展示されています。

神戸刑務所の道場の側には「行刑資料館」として、過去の刑務所に関する資料や実際に使われていた束具などが展示されていました。
ひょうご矯正展を通じて地域住民へ伝えたいこと
ひょうご矯正展を通じて地域の方々に伝えたいことは、出所者を地域で受け入れられるよう、矯正行政に理解を深めてもらったり、出所者の再犯防止につなげることです。ひょうご矯正展を通じて矯正行政が果たしている役割や日々の改善指導、教育活動などを皆さんに知っていただきたい、それが神戸刑務所の想いです。
神戸刑務所とは?

神戸刑務所は、明治初期に神戸市中央区で開設されました。1936年の火災により建物の大半を焼失したことを受け、兵庫県明石市へ移転。矯正処遇課程(※)は、ST(短期処遇課程)、F(外国人処遇課程)、 DS(高齢 福祉課程)、 DH(福祉的支援過程H)、DM(福祉的支援過程M)、A(依存 症回復処遇課程)、G3(一般処遇課程3)、G4(一般処遇課程4)を展開しています。受刑者の大部分は懲役10年未満の者ですが、10年以上の長期刑に服する者も収容されています。
(※)5ページ目「矯正処遇課程の新設」を参照
https://www.moj.go.jp/content/001437235.pdf
なお、2025年12月8日時点の収容定員は1,800名で、収容者数は1,054名です
神戸刑務所の基本情報
所在地
〒674-0061 兵庫県明石市大久保町森田120
https://maps.app.goo.gl/uhkxXyMgJNNxpKX47
交通手段
●JR神戸線「西明石駅」から加古川方面行きバス「森田」下車徒歩3分
●第二神明道路「大久保インター」から南へ約10分
TEL 078(936)0911
FAX 078(936)0993
神戸刑務所
https://www.moj.go.jp/kyousei1/kyousei05_00092.html









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