第4回ライティングコンテスト佳作

AIで未来が変わるらしい。実感はまだない。

かつてSF小説の中にしか存在しなかったAIは、現代社会において現実のものとなり、多くの分野で活用されている。データ処理、画像認識、自然言語処理など、その進化は目覚ましい。

しかし、実際はAIを使っていない人が大多数だと分かっている。なぜなら一般人は新しい技術を恐れ、現状維持するからである。

本記事ではAIで変わる未来と、その流れに我々一般人は、どう向き合えばよいのかを考えてみたい。
現状維持するのか? 変化するのか?
AIが登場して一年の節目に、私たちは改めて考える必要があるだろう。

企業と個人におけるAIの普及状況
企業においては、AIを活用した業務効率化や生産性向上が進んでいる。
米Amazon(アマゾン)では、道路の状態の変化を捉えるAIを開発。刻々と変化する道路状況をドライバーに知らせ、最適経路での配送を可能にする「FleetEdge」(フリートエッジ)だ。(参考:https://www.logi-today.com/496239

このAIを活用すれば、配送時間の短縮、燃料の削減など全体的なコスト削減が素早く導入できるのが強みだ。

個人では副業でのAI活用のケースも良く見られる。ライティング、イラスト作成、事務作業など、AIの助けを借りた収入増加や、労働時間を短縮する人もいる。
企業だけでなく、個人レベルでのAI利用の波も今後さらに広がるだろう。

変化を拒む人々:社会的格差
そんなAIを使って新たなサービスや価値を生み出す人がいる一方、AI利用を避ける人もいる。新しい技術への不信感や恐れからである。

アンケート調査にみる「生成AI」のビジネス利用の実態と意向」では、AIがまだまだ利用されていない事実が浮き彫りになっている。

“生成AIのビジネス利用は、「実際に活用中」が3.0%、「トライアル中」が6.7%で、業界別に差あり。“
“AIのイメージは、「業務効率・生産性を高める」と、「仕事を奪う」の両面あり。“

まだまだAI利用は一般的でないのが伺える。

多くの非利用者は、まだAIを活用している人々が少数派である事実から、自分たちがテクノロジーの波に取り残されていないと感じて安心しているかもしれない。
しかし、AIの普及が加速するにつれて、この少数派が急速に多数派に変わる可能性がある。変化に対応しないことは、長期的に見て技術的な遅れや社会的な孤立を招くリスクがあるからだ。

現在のAIのように、インターネットが一般的でなかった時代に挑戦し、成功を収めた企業がライブドアである。
インターネットの普及とともに事業を拡大。ポータルサイトやブログサービスなど多岐に渡るインターネット関連事業で成長を遂げ、日本のインターネット産業の先駆者となった。

逆に大きな打撃を受けたのが出版業界である。インターネットの普及により雑誌の売れ行きが悪くなり、多くの雑誌が廃刊に追い込まれている。

このように、新しい技術に挑戦する者とそうでない者の間には大きな差が開いている。企業だけでなく個人においても、AIは新たなチャンスをもたらす一方で、格差の拡大にも注意が必要である。

選択とAIの未来:未来への分岐点
個々の選択が未来を形作る。AIの活用に積極的な人々は、新たなスキルや機会を手に入れ、非利用者に比べて有利な立場に立つことが可能だ。

人間はAIの扱いに関しては、まだまだ成熟していない。しかし、個人レベルでは今から無料で利用できるAIを触るだけでも、大きな一歩となる。
簡単な調べ物、メールの内容作成、相談相手として、日常生活の中で手軽にAIを使い始められる。あなたなりのAIの使い方を見つけ、もしかしたらそれが誰もが発見していない黄金の果実となるかもしれない。

まず挑戦が大切だ。筆者もAIの可能性を信じ、その波に乗ることの重要性を実感している。AIを活用し、実際にまずまずの記事を書けてしまったからだ。

この記事をどのように書いたかだって?それはあなたの手で試してみて欲しい。

ライター:谷口テツ

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