どん底を経験した紆余曲折の人生で辿り着いた先はプロデュース業だった!Talent Developer 岩根央(いわねおう)

Talent Developer・岩根央(いわねおう)

会社員時代に多忙な日々を過ごしていたところから独立し、下積み時代を経て成功を掴み取ったと思ったらどん底へ。紆余曲折ある人生を経験し、今ではプロデュース(講師)業やTalent Developerとしてあらゆることに挑戦している岩根央(いわねおう)氏。今回のインタビューでは、岩根さんがたくさんの経験をしてきたなかで、培ってきた人生観の深層に隠れた真相にせまる。

様々な分野でプレイヤーとして活躍

ー簡単にこれまでの経歴を教えてください。

私は鹿児島で生まれ、母子家庭に育ちました。母はラジオ局に呼ばれる程のピアノの達人でした。母の影響を受けてピアノを始め、小学4年生の発表会でベートーベンの『運命』を弾いて最優秀賞を受賞しました。

大学時代には、地元の百貨店で販売職のアルバイトを通じて数十人をまとめた経験から、マネジメント力の基盤が身についたと思います。

株式会社日立情報システムズに就職し、多忙な日々を過ごして数年後に退職。その後、全国展開している某英会話スクールで、セールスナンバー1の実績をつくった経験で営業力が身につきました。

会社員を辞めて2年間の下積みを経て、婚礼演出の会社を立ち上げました。持ち前の絶対音感で「音と光のショー演出」を手掛け、地元のテレビなどに放映されたり、全国各地から演出依頼が殺到。しかし、競合他社の出現によって鳴かず飛ばずの状況へ転落していきました。

当時は食費が月1万円未満だった時期も長く続きましたが、2年間かけて全国へ飛び込み営業をして、JALホテルやホテルオークラなど数々の契約をとり好転させました。

2018年に50歳になった私は、幼少期から好きだった絵本に関わる仕事を始めました。ほんわか癒しのイラストレーター『ねもとまこ』のプロデュース・マネジメントを行い、数々の実績をつくっています。

2023年4月7日(金)には、人生2度目の音楽コンサートを結婚式場で実施して、オンラインオフライン問わず盛況でした。

全国各地へ地道に営業を重ねる

ー最終的にプロデュース業にたどり着いたのは何故でしょうか?

「音と光のショー演出」を手掛けたレーザーアーティストとなったなかでの出来事です。見込客リストを書き、デモンストレーションということで、とある福岡の結婚式場から飛び込みをしようと思いましたが、まずはアポを取るために電話をしました。

しかし、何回電話をしても「担当課長が不在」という一見さんお断りという感じの対応でした。私は週に一度、約3か月間で合計17回もの電話をした結果、やっと担当課長に取り次いでもらえました。

担当課長は電話越しに「レーザーショーのデモに来ても良いよ」と仰ったのです。私の執念深さと、絶対にこの企業から始めることが良いと思った直感に信念を持った瞬間でした。このときの喜びは今でも忘れません。

そしてデモは即決で直契約という形になり、その後の私の運命を決定づけました。2年後に全国一円で新規開拓をするときは、テレアポはせずに実際に訪問し、そこでアポを取るという手法に変えました。

そこで、とある法則を知ったのです。

「人は一途な一生懸命さに心を開いてくれる」ということでした

こういった自身の過去の経験を活かして、多くの方の才能を生かすためにアドバイスをしたかったことから、自然とプロデュース業へ辿り着きました。

コミュニティづくりを通じて社会貢献

ー岩根さんの今後のビジョンを教えてください。

これまで私はたくさんの人やサービス、売り方をプロデュースしてきました。2023年からは、まったく新しいスタイルのコミュニティ(Michiシルベ)をつくり、それぞれの人が自身を高めていける場を提供し、良き出会いをつなげて人や社会に貢献できればと考えています。

私には『Talent Developer』という肩書きもあります。この肩書きは「隠された個々の才能を見つけ出して開花させるためにアドバイスし、実現に向けてプロデュースをする人物」のことで、2021年に北海道教育大学の教授より英訳標記として付けてもらいました。この肩書きに誇りを持って今後も活動していきます。

(プロフィール)

Talent Developer 岩根央

座右の銘
・奇跡は突然起きるものではなく自ら作り出すもの
・夢をまず目標に変えてみること
・出来ると信じること

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