テイラー・スウィフトのライブ一般チケットが販売中止に 先行予約に35億件の申込み

テイラー・スウィフトによるコンサートの先行予約に35億件の申込みがあり、システム障害が起きた影響で、2023年の米国ライブコンサートツアーの一般チケットの販売が中止となりました。

当初、一般販売は18日から予定されていましたが、先行販売の初日に莫大な申込数があり、一般販売でも同様の混乱が予想されたため、一般チケットの販売自体を取りやめました。

米国メディアは、ネット上で不正購入の動きがあった可能性を指摘。また、米チケット販売大手チケットマスターは、「需要が高く、見合う数量がないため」と説明しましたが、同社の不手際を非難する声が殺到しています。

米メディアによると、同社はこれまでのピークの4倍のアクセスがあったと説明し、その上、ファンだけでなく自動化されたプログラムによるシステム攻撃も響いたと語っています。

なお、18日にニューヨークタイムズは、米国の司法省がチケット販売元の親会社が独占地位を乱用していたのかについて、調査していると報じました。

ライブの一般チケットが販売中止になったことについて、テイラー・スウィフトのファンたちは「販売中止は残念だが、彼女の人気を再確認した」「世界のトップを走り続けているだけある」「さすがテイラー、日本では考えられないことだ」などのコメントを残しています。

そもそもテイラー・スウィフトとは?

テイラー・スウィフトは、米国・ペンシルベニア州出身のシンガーソングライターです。グラミー賞を11回受賞しており、グラミー賞で最も栄誉のある「年間最優秀アルバム賞」を当時最年少(20歳)で受賞した経験も。

また、グラミー賞史上初めて女性ソロ・アーティストとして、「年間最優秀アルバム賞」を3回受賞するなど、世界中から注目されるアーティストの1人です。

テイラー・スウィフトはアーティスト活動だけでなく、女優として映画やテレビドラマにも出演しています。身長178cmという抜群のスタイルを活かし、モデル活動を行っていた時期も。

政治的な活動でいうと、テイラー・スウィフトは「LGBT(性的少数者の総称)」を支持しています。2019年にリリースしたシングル「ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン」では、「落ち着きましょう、そんなに攻撃する必要はある?」と、LGBTを差別する人に対して呼びかけを行っています。

また、政治的発言をしてこなかったテイラー・スウィフトが、トランプ前大統領を批判したこともありました。批判的な発言に対しては、トランプ前大統領本人が反応するほど、世間に大きな反響を生みました。

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