国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会は、7月24日から8月4日までの日程で日本を訪れ、ジャニーズ事務所について深く調査を進めると7月13日に発表しました。ジャニーズ事務所は、その国民的な影響力から国際的な関心を集めており、作業部会の視察は多くの注目を浴びることとなります。
特に注目されているのが、ジャニー喜多川前社長による性加害問題です。被害を訴える当事者からは「勇気を与える」との声があがっています。なお、作業部会は調査対象者への圧力や妨害を防ぐため、通常は事前に面会対象者などを公表しません。
今回の日程発表において、ジャニーズ事務所への直接的な言及は避けられ、「企業活動が人権に及ぼす悪影響」について調査するとしています。調査に訪れるのは、作業部会の5人のメンバーのうち、ナイジェリアとタイの専門家です。
彼らは東京をはじめとする大阪府、愛知県、北海道、福島県を訪問する予定で、最終日の8月4日には東京で記者会見を開く予定です。これからの作業部会の活動は、日本の芸能界だけでなく、ビジネス環境にも大きな影響を及ぼす可能性があります。
業界関係者は「世界的に子どもへの性加害問題は厳しく対処される。日本政府も子どもの人権問題を軽く扱う国とみられるわけにもいかないので、場合によってはジャニーズに対して厳しい態度を示す必要が出てくるかもしれない」と指定しています。
堀江貴文氏も言及 「外圧でしか変われないのは相変わらず」
7月13日、ホリエモンこと堀江貴文氏は自身のTwitterアカウントで、神保哲生氏のツイートを引用する形でジャニー喜多川氏の性加害問題について言及しました。
神保哲生氏の「国連が来る前に国内できちんと対応しないと」というツイートを引用し、「外圧でしか変われないのは相変わらず」と投稿。堀江貴文氏のツイートは、国内での問題解決が進まない現状への遺憾を示すものでした。
国連人権理事会の作業部会が近く来日し、ジャニー喜多川氏の性加害問題に関する被害者のヒアリングを行う予定です。堀江貴文氏のツイートは、この訪問に対する期待と懸念を示しています。
堀江貴文氏のツイートに対しては、「これもう、全員の観て見ぬふり」「外圧でも何でも、変われればいいけど、その場しのぎですぐに元通り」「寧ろ、外圧がコントロールしてますからね」などの声が寄せられています。今後の動向に注目したいところです。