米Netflixが『新聞記者』の制作会社と業務提携 今後5年間にわたって共同制作

米Netflixは、サイバーエージェントの連結子会社であるBABEL LABELと業務提携しました。今後5年間にわたり、共同で映画やドラマを制作し、それら作品を世界190カ国に配信するとのことです。

日本での提携はアニメ制作会社が多い傾向にありましたが、今後はBABEL LABELとともにドラマや映画にも広げていくとされます。米ウォルト・ディズニーもアジアで制作を拡充し競争が激しくなるなか、提携先を広げて日本初のヒット作品を目指します。

BABEL LABELの代表取締役社⻑である山田久人氏は、自身のTwitterアカウントにて「この度、BABEL LABELはNetflixと戦略的パートナーシップを締結いたしました。 日本発のコンテンツスタジオとして引き続きチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。 今後ともよろしくお願いいたします」と投稿しました。

また、コンテンツ部門 バイス・プレジデントの坂本和隆氏は、「藤井道人監督をはじめとするBABEL LABELが描く挑戦的かつ豊かなストーリーテリングに、これまでに何度も心を打たれました。昨今Netflixでは、日本発の作品が世界のTOP10作品に入るほど注目が集まっていることを実感しており、今回の取り組みを契機に、一層日本や世界の視聴者これまで見たことのないエンターテイメントを届けられることをお約束します」と、業務提携に対する熱い思いを語りました。

BABEL LABELとはどんな映像制作会社?

BABEL LABELは、東京を拠点に活動する映像制作会社です。『新聞記者』や『余命10年』、『野武士のグルメ』といった映画制作のほか、テレビドラマやMV、舞台などの制作も手掛けています。

なかでも『新聞記者』は、第4回アジアコンテンツアワードにて作品賞、主演女優賞、New Comer賞の主要3部門にノミネートされ、世界中から注目を集めました。BABEL LABELには、藤井道人監督をはじめとする名だたるクリエイターが所属しています。

2022年1月にサイバーエージェントが、株式会社BABEL LABELを連結子会社化したと発表。連結子会社化後も社名や経営体制は変わらず、代表取締役の山田久人氏が引き続き社長を務めています。

今回、米NetflixとBABEL LABELが業務提携したことに対して、ネット上では「世界中に発信されるのが楽しみ!」「すごすぎる!応援しています!」「このときがくる予感がしていた」などの意見を寄せています。これから発表される共同作品に期待が高まります。

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