パスポートの格付けランキングで日本が堂々の1位に 世界最強である理由とは?

「日本のパスポートは世界最強」というフレーズをよく目にしますが、なぜそう言われているのでしょうか?その理由の1つとして、渡航できる国の多さが挙げられます。

英国のコンサルティング会社であるヘンリー・アンド・パートナーズ社は、ビザの取得なしに渡航できる国の数から、世界各国のパスポートを格付けした「グローバル・パスポート・ランキング」の最新版を発表しました。これは、国際航空運送協会(IATA)のデータを基に、227の目的地と199の国と地域のパスポートをインデックス化したものです。

調査結果によると、日本のパスポートは目的地227のうち193箇所にビザなしで渡航できるとのことで、ランキングでは堂々の第1位を獲得しました。日本がランキングで首位を獲得するのは5年連続です。

ランキングの第2位は、192箇所で並ぶシンガポールと韓国でした。目的地が最も少なく、パスポート最弱の評価が下されたのは27箇所のアフガニスタンでした。

アフガニスタンの目的地は日本より166箇所も少なく、この18年の歴史で最大のグローバル・モビリティー格差が生じたとのことです。

世界最強と言われるのは渡航できる国の多さだけではない

日本のパスポートが世界最強と言われるのは、「日本人の国民性が評価されているから」という理由もあります。日本人の礼儀の良さや犯罪を犯す可能性の低さから、信用している外国人の数が圧倒的に多いのです。

さらに日本はパスポートの偽造を防ぐ技術が高いため、入国を許可する側も安心して日本人を国に招くことができます。実際、多くの外国人は日本人に対して、「日本人は最高のアジア人だ」「親切すぎてビックリするくらいだ」「トラブルが少なくて安心できる」などの印象を抱いています。

なお、投資移行コンサルティング会社であるHenley & Partnersの最新調査によると、世界経済の70%以上にビザなしでアクセスできるパスポートは、世界中でわずか6%しかないとのことです。また自国のパスポート保有者に対し、世界の目的地の5分の4以上へのビザなしアクセスを提供しているのは、世界にわずか17%の国々しかないとされています。

これらの数字から、日本のパスポートがいかに優れているのかがわかると思います。ネット上では、「日本ブランドの信用度はすごい」「日本のパスポートを持っていてよかった」「何度も日本のパスポートに助けられた」といった意見が見られました。

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