堀江貴文氏がラジオ局CROSS FMの会長に ほかビジネスパートナーも加わる
北九州市を拠点とするラジオ局のCROSS FMが6日に開催した株主総会で、福岡県出身の堀江貴文氏を代表権のある会長とする新役員体制を決定しました。また、堀江貴文氏のビジネスパートナーである大出整氏が代表権を持つ社長に、三戸政和氏が取締役となります。
現在の社長である坂田隆史氏は、新体制下で代表権のない副社長を務めることになると、CROSS FM側から発表されました。過去には化粧品会社DHCの創業者である吉田嘉明氏が株式を保有していましたが、この度は堀江貴文氏をはじめとする3人との間で株式譲渡契約が完了し、全株式が移動したことが明らかになりました。
新たな社長となる大出整氏は、「伝統と歴史のあるCROSS FMを、オール九州を世界に向けて発信し盛り上げる新メディア&コンテンツ企業として生まれ変わらせ、成長させる所存です」との強い意志を示しました。今後の動向として、CROSS FMは9月中旬から下旬にかけての記者会見を予定しています。
ネット上では、「良い人に買われたのではないか」「ホリエモンの人脈で、なにか発掘してくれると良いね」「ホリエモンなら何かやってくれるはず」など、期待の声が寄せられています。
2023年3月には「HORIE MOBILE(ホリエモバイル)」が始動
ホリエモンこと堀江貴文氏は3月、通信業界のLCCである格安SIMサービス「HORIE MOBILE(ホリエモバイル)」を始めました。このブランドは、X-mobileの回線を活用しつつ、堀江貴文氏に関連するサービスがパッケージ化されているものです。
3月のサービス開始から注目を集めており、わずか2日で1,000回線を獲得したとのことです。最新の料金プランとして3GBの「HORIMO」を提供開始し、この名前はドコモが低容量ブランドの「irumo」を始めたことも相まって、パロディ感が話題になっています。
HORIMOユーザーは通常のHORIE MOBILEと同様に、「Voicy」や「ZATSUDAN」など、堀江貴文氏に関連するコンテンツを無料で楽しむことができ、さらに「デイリーホリエニュース」を通じて最新情報を入手することが可能です。また、特典として「小麦の奴隷」のカレーパンが毎月1つ、引き続き無料で提供されます。
堀江貴文氏はメールマガジンやYouTube、格安SIMサービス、パン屋など、さまざまなサービスを手掛けています。今後のラジオ局の経営に注目が集まります。