スペースXが新たな資金調達ラウンドで7億5,000万ドルを調達 評価額は1,370億ドル

イーロン・マスク氏がCEOを務める商用ロケット会社のスペースXが、新たな資金調達ラウンドで7億5,000万ドル(約970億円)を調達したと報じられました。また大手ニュースメディアのCNBCは、同社の評価額が1,370億ドル(約18兆円)に上昇したと発表。

CNBCによると今回の調達ラウンドは、イーロン・マスク氏による440億ドルのTwitter買収時にも投資していたベンチャーキャピタル、アンドリーセン・ホロウィッツが主導する公算が大きいとされています。スペースXに対しては、アンドリーセン・ホロウィッツのほかにも、Googleやフィデリティ・インベストメンツなど、80社以上のベンチャーキャピタルや企業が投資しています。

今回の評価額である1,370億ドルは、スペースXが2022年5月に約17億ドルを調達したときの評価額1,270億ドルから100億ドルを足した金額です。イギリスの情報提供企業であるロイターは2022年11月、スペースXが1,500億ドルの評価額で資金調達交渉を進めていると報道。

その1ヶ月後にブルームバーグは、スペースXが100億ドル低い1,400億ドルの評価額に落ち着いたと報じましたが、スペースXは今後さらなる資金調達を計画している可能性があります。

今回の件に対してネット上では、「何はともあれイーロン・マスクはすごい」「今後の新たなビジネスに期待したい」「なにか大きなことを起こしてくれる気がする」などの意見があがっています。

イーロン・マスク氏の保有資産は年々低下している

フォーブスによると、イーロン・マスク氏の現在の保有資産は1,465億ドルとのことです。2021年11月のピーク時には3,200億ドルあったことから、ここ数年で資産をかなり減らしていることがわかります。その主な原因は、テスラの株価の迷走やTwitter買収によるものだとされています。

また、2022年12月に発表されたフォーブスの世界富豪ランキングでは、首位の座を約1年3ヶ月間キープしていたイーロン・マスク氏が、モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンのベルナール・アルノー氏に資産額を抜かれ2位に陥落しました。

そのときのイーロン・マスク氏の資産額は推定1,841億ドルだったのに対し、ベルナール・アルノー氏の資産額は推定1,851億ドルでした。その後、イーロン・マスク氏は何度か1位に返り咲いていますが、いずれにしても相対的に見て資産額を落としていることには変わりありません。

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