イーロン・マスク氏がTwitterのCEO辞任を発表 辞任賛成の意見が多数

Twitterを買収して最高経営責任者となったイーロン・マスク氏が、後任が見つかればすぐにCEOを辞任するという考えを示しました。この衝撃的な発言は、自身のTwitterアカウントで行った「トップを退くべきか」というアンケートの結果が大きく影響しています。

イーロン・マスク氏は日本時間の21日午前10時20分に、「CEOを引き受ける愚かな人が見つかり次第、CEOを辞任するつもりだ」という内容を、Twitterに投稿しました。この投稿には22日時点で、30万件以上の「いいね」と4万件以上の「リツイート」が付いています。

この投稿が行われる前の18日に、イーロン・マスク氏は「自身がTwitterのトップを退くべきか」というアンケートをTwitter上で行った結果、1,750万件以上の票のうち「Yes」が57.5%、「No」が42.5%でした。つまり、イーロン・マスク氏の責任者辞任を希望する声が半数以上を占めたのです。

とはいえ、イーロン・マスク氏の責任者辞任が噂されている一方で、Twitter上では「最初から辞任するつもりないでしょ」「CEOを引き受ける人が現れないから実質辞任しない」「いつ辞任するとは言っていない」など、責任者辞任を否定する声が増えています。

なお、イーロン・マスク氏は「辞任後もソフトウェアとサーバーのチームを運営する」とも言っているため、仮に責任者を辞任したとしても、Twitterとの関わりを継続することが予想されています。

イーロン・マスク氏の責任者辞任は既定路線という声も

イーロン・マスク氏の責任者辞任の件に対し、ネット上ではさまざまな意見が飛び交っています。企業の買収や合併に詳しいブライアン・クイン教授は、「テスラはマスク氏にとっての主な収入源であり、その株主の声を無視できなくなったというのが投票実施の一番大きな理由だろう」と、イーロン・マスク氏の投稿がテスラと何かしらの関係があったと分析しています。

その上で、「マスク氏は日々のツイッターの運営業務から逃れるための理由を探していた」と述べており、責任者の辞任は既定路線だという意見も示しました。

その一方で、SNSのマーケティングに詳しいプナール・イルディリム准教授は、イーロン・マスク氏が責任者を辞任すれば、Twitterという会社にとってプラスに働くという考えを述べました。

イーロン・マスク氏の責任者辞任についてはいまだに騒動が収まっておらず、ドナルド・トランプ・ジュニアが新CEOに任命」というフェイクニュースも投稿されています。

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