三菱商事、日本KFCの株式を米ファンドに全て売却 早ければ5月中に決定

三菱商事が、「ケンタッキーフライドチキン」を運営する日本KFCホールディングス株式の売却を進めています。売却先として有力視されているのは、米国の大手投資ファンドのカーライル・グループです。

三菱商事は、保有する約35%の株式全てをカーライル・グループに売却する方向で最終調整を行っており、早ければ5月中に決定する見込みです。カーライル・グループは、他の株主が持つ株式も取得し、日本KFCホールディングスを株式市場から非公開化する計画です。

非公開化が実現すれば、買収総額は1,000億円規模に達する可能性があります。日本KFCホールディングスは現在、東証スタンダードに上場しており、TOB(株式公開買い付け)を通じて全株の取得を目指します。

ネット上では、「日本の一般的な国民にとっては、この流れは悪い影響しか無いと感じる」「外資に売却するなら超円安の今と判断したか」「今売却して他に投資するならこういう判断もありなんだろうね」などの意見が寄せられています。

三菱商事、1970年に米KFC社との合弁で日本KFCホールディングスを設立

三菱商事は1970年に米KFC社との合弁で日本KFCホールディングスを設立し、2007年には親会社となりましたが、2015年に一部株を売却し、保有比率は35%まで低下していました。この売却は、資本効率を高めるための戦略的な一環として位置づけられています。

売却過程には外食大手のコロワイドも参加していましたが、最終的にカーライル・グループが選ばれました。米KFC社は親会社が数度変わった後、現在はヤム・ブランズの傘下にあります。

日本国内では、ヤム・ブランズとの間でフランチャイズ契約を結び、ブランドや一部商品を共有しています。2024年3月期の連結業績では、売上高が前年比10%増の1,100億円、純利益が53%増の38億円が見込まれています。これには、原材料の価格上昇に対応するために主力商品の値上げとバーガーメニューの強化が寄与しています。

2023年12月末時点で、日本KFCの店舗数は約1,230店で、日本マクドナルドの約40%にとどまります。カーライル・グループの傘下入り後、国内での店舗網の拡大が期待されており、その動向が注目されています。

関連記事

コメントは利用できません。

最近のおすすめ記事

  1. トヨタ、ハイブリッド車を2028年に3割増産へ EV普及失速で環境車戦略に転換の波
    トヨタ自動車が、エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド車の大幅な増産計画。2028年のHV世界…
  2. フジHD、旧村上系の大規模買付取り下げ 外部資本導入で2350億円の自社株買い実施
    フジ・メディア・ホールディングスは2月3日、旧村上ファンド系投資会社レノなどから大規模株式買付けの取…
  3. ニューヨーク・ウォール街
    23日のニューヨーク外国為替市場で、円相場が一時1ドル=155円台後半まで急速に円高方向へ振れ、約1…

おすすめ記事

  1. 2023年11月4日(土)に第51回横浜矯正展が開催された横浜刑務所の入り口

    2023-12-29

    『横浜刑務所で作ったパスタ』で大行列!刑務所見学もできる横浜矯正展とは?

    横浜矯正展は、横浜刑務所、横浜少年鑑別所、公益財団法人矯正協会刑務作業協力事業部主催で2023年11…
  2. 2025-9-10

    Apple新型『iPhone 17』、SIMスロット廃止で薄型化実現 ユーザー対応に課題

    Apple社が9月10日に発表した最新スマートフォン『iPhone 17』シリーズにおいて、日本市場…
  3. 「【論文紹介】 無痛分娩と オキシトシンの 使用による 児の自閉症リスク上昇 との関連」ライター:秋谷進(東京西徳洲会病院小児医療センター)

    2024-10-27

    【論文紹介】無痛分娩(分娩時の硬膜外麻酔による鎮痛)とオキシトシン(陣痛促進剤)の使用による児の自閉症リスク上昇との関連

    今回は、分娩時の硬膜外麻酔による無痛分娩で生まれた子どもが自閉症スペクトラム障害(ASD:Autis…

2025年度矯正展まとめ

2024年に開催された全国矯正展の様子

【結果】コンテスト

【結果発表】ライティングコンテスト企画2025年9-10月(大阪・関西万博 第4回)

アーカイブ

ページ上部へ戻る