俳優の中尾彬氏(81)が心不全のため、5月16日に亡くなりました。妻である池波志乃氏が、所属事務所の公式サイトで追悼のコメントを発表しました。
中尾彬氏は1942年8月11日に生まれ、小学生の頃から絵画で才能を発揮していました。1961年に武蔵野美術大学に進学するも、映画『真昼の誘拐』に出演し、1962年に日活第5期ニューフェイスに合格。俳優としてのキャリアをスタートさせました。
その後、中尾彬氏は映画やテレビドラマで多くの個性的な役を演じました。『ミンボーの女』や『ゴジラVSメカゴジラ』、『翔んで埼玉』などの映画に出演し、テレビドラマ『暴れん坊将軍』や『下町ロケット』でも存在感を発揮しました。また、配信ドラマ『サンクチュアリ – 聖域- 』や多数のCMにも出演しています。
ネット上では、「とても存在感のある、まさに名優でいらっしゃいました」「心よりご冥福をお祈り致します」「まだまだお元気だなと思っていたところでした」などの意見が寄せられています。
池波志乃氏「まだ志乃~と呼ばれそうな気がします」
中尾彬氏の妻である池波志乃氏は、所属事務所の公式サイトで「終活以来の中尾の遺言で、このような形を取りました。仕事でお世話になった関係者の方々、マスコミの皆様、親しい友人の方々、応援してくださった皆様に、託された私から、お詫びとご報告申し上げます。」と述べました。
さらに続けて、「今年に入って足腰が悪く体力も落ちて、医師の訪問を受けながら、本人の意思により、自宅でゆっくり休んでおりました。時には取材や、足腰をかばっての仕事もやらせていただき、本人は元気で12月の旅行に向けて、頑張ってリハビリをしていたくらいでしたが、15日に容態が急変し、16日の夜中に自宅で私と二人の時に、とても穏やかに本当に眠るように息を引き取りました。」と、中尾彬氏の最期の様子を明かしました。
「まだ志乃~と呼ばれそうな気がします」「叶いますならば、中尾彬らしいね~と笑って送ってあげてくだされば幸いです」「長い間、本当にありがとうございました」と気持ちを述べました。
また、同サイトには株式会社 古舘プロジェクトからも報告が寄せられています。関係者によると、中尾彬氏は最近、体調の良い時と悪い時を繰り返していましたが、今月上旬にもCM撮影を行うなど仕事を続けていたとのことです。