IT大手Metaは6日朝、新アプリ「Threads(スレッズ)」の提供を開始しました。予定より半日以上早く提供が開始され、Android版も同時に公開されました。
利用にはInstagramのアカウントが必要で、Twitterのようにフォローしたユーザーの投稿がタイムラインに流れます。また、スレッズは文章ベースの対話アプリであり、最大500文字のテキストや最大5分の動画を含む投稿が可能です。
投稿したテキストが500文字を超えると別投稿に自動分割されるほか、プロフィールの非公開、メンション可能な人の設定変更、他ユーザーのミュート、特定の言葉を含む投稿の非表示などの機能も搭載されています。
スレッズの提供は既に100ヶ国以上で始まっており、その普及スピードはさらに加速しています。MetaのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は「スタート2時間で利用者が200万人を超えた」と明らかにしました。
スレッズで特に注目されているポイントは、閲覧制限で混乱が続くTwitterの代替としてどれだけ普及するかという点です。SNS上では、「Twitterユーザーとの相性は悪そう」「商業利用禁止で詰んでいる」「使い勝手はよかった」など、さまざまな意見が上がっています。
Twitterの閲覧制限はなぜ起きた?批判殺到の理由
Twitterでは日本時間の7月1日から、ツイートの閲覧制限が設けられました。閲覧の上限に達すると、API呼び出しの回数制限を超えたというメッセージとともに、ツイートが表示されなくなります。
Twitterを率いるイーロン・マスク氏は2日、大量なデータ収集やシステム操作に対処するため、一時的に制限を設けると発表しました。そして、2日当初は「認証済みアカウントは1日あたり6,000投稿、未認証アカウントは1日あたり600投稿、新しい未認証アカウントは1日あたり300件投稿」を上限にするとツイート。
その後は、それぞれ1万投稿、1,000投稿、500投稿に変更されています。予告なしに行われたTwitterの閲覧制限により、SNS上では「Twitterオワコン」「別のSNSに移動しなくては」「イーロン・マスクやってくれたな」などの声が上がり、「mixi」や「misskey」への移動が検討されました。
その移動先の1つとして注目されたのが、今回Metaが発表したThreads(スレッズ)です。今後、Threads(スレッズ)がどのような評価を受けるのかに注目が集まります。