Appleが年4.15%の預金口座サービスを開始 高金利でサービスを始めた理由

米Appleは17日、同社サービスの利用者向けに高金利の預金口座サービスを開始しました。金利は驚異の年4.15%で、全米平均の10倍にまでのぼります。金利が驚異的に高いということで、多くの人がAppleの新サービスに注目しています。

いまのところ本サービスの提供は米国在住者に限られているため、日本では現在利用できません。しかし同社は日本市場進出を意識している傾向にあることから、今後は日本の金融サービスにも影響を与えると予想されています。

Appleの預金口座サービスは、米国の投資銀行大手のゴールドマン・サックスと連携する形で行われます。Appleが提供するクレジットカードの利用者が対象です。

もともと米国の銀行は、日本の銀行とは異なり金利差が大きい傾向にありますが、今回登場したAppleの預金口座サービスは群を抜いて高金利だとされます。また最低残高の制限がなく、さらには手数料も一般の米国銀行に比べて安いとのことです。

その上、Appleという超巨大企業が運営するサービスなので、経営破綻が起こるリスクは非常に低いと言えるでしょう。

日本におけるiPhoneのシェア率は65%以上と、世界的に見て高いことから、いずれは日本でもAppleの預金口座サービスが利用できるようになると思われます。ネット上では、「早く日本にも来てほしい」「米国の金利からしたらそこまで高くないでしょ」「倒産しないから安全な預け先になりそう」などの意見が寄せられています。

Appleが高金利で預金口座サービスを始めた理由

米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は、金融引き締め策を推進している最中で、米国での金利は上昇傾向にあります。3月に経営破綻した米シリコンバレー銀行のこともあり、今後はさらに金利が上昇することが予想されます。

Appleはこうした米国の金利上昇を加味して、高金利の預金口座サービスを始めた可能性があるとのことです。またもう1つの理由として、顧客の囲い込み戦略が挙げられます。

Appleの口座を開設するためには、「Apple Card」というクレジットカードが必要であり、その上でiPhoneやApple Watchで利用できる財布アプリ「ウォレット」内から、貯蓄口座を設定して管理しなければなりません。

つまり、Appleの預金口座サービスの利用には、Appleのデバイスとクレジットカードが最低限求められるのです。このような米国の金利上昇と顧客の囲い込み戦略として、Appleは年4.15%という驚異的な金利を設定した可能性があります。

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