厚生労働省がマスク着用の基準をTwitterで言及 内容に納得できずユーザーは批判的か

厚生労働省は7日、Twitterの公式アカウントでマスク着用の基準について言及しました。ツイートでは、シチュエーションごとのマスク着用の有無が呼びかけられており、これを見たユーザーはさまざまな意見を述べています。

ツイート内容としては、「マスクについては、屋外では原則不要です。人と近距離で会話をする場合は着用が推奨されます」といったものです。続けて、「屋内では人との距離が確保でき、会話をほとんどしない場合は、着用不要です」と言及し、そして「基本的な感染対策はメリハリをつけて、マスクは場面に応じた適切な着脱に努めていただくようお願いします」と、シチュエーションに応じて判断していくことの重要性を呼びかけました。

しかし、このツイートを見たTwitterのユーザーは、以下のような批判的意見を残しています。

  • そう言われても、お店ではマスクを強要されます
  • 何を持ってメリハリなのかがわからない
  • 屋外では原則不要という表現は乱暴ではないでしょうか
  • 今更言っても何の効果もないでしょ
  • あんたたち国がもうちょっと早く啓発をしないからこんなことになってんでしょうが

すべてが批判的なコメントではありませんが、上記のような意見が目立っています。いずれにしても、厚生労働省がマスク着用に関するツイートをしたことで、物議を醸しているのは事実です。

また、厚生労働省は8日に「本日から三連休に入る方もいると思いますが、連休中も大人数や長時間におよぶ飲食を避け、会話のときにはマスクを着用し、換気をするなど、一人ひとりが感染しない、感染させない方法を心がけながら過ごしましょう」と、ツイートしています。

厚生労働省の公式ホームページ「マスクの着用について」

厚生労働省の公式ホームページでは、屋外・屋内でのマスク着用について「マスク着用は従来同様、基本的な感染防止対策として重要です」と記載されています。それに加え、サイトでは以下のように言及されています。

【屋外】

距離を確保できる状況での会話:マスク必要なし
距離を確保できない状況での会話:マスク着用推奨
距離を確保できる状況での運動など:マスク必要なし
距離を確保できない状況での運動など:マスク必要なし

【屋内】

距離を確保できる状況での会話:マスク着用推奨
距離を確保できない状況での会話:マスク着用推奨
距離を確保できる状況での作業など:マスク必要なし
距離を確保できない状況での作業など:マスク着用推奨

通勤ラッシュ時や人混みの中では、これまで通りマスクの着用が推奨されています。いずれにしても、屋内にいるときはほとんどのシーンでマスクの着用が促されています。

今回、厚生労働省が公式ホームページ含めてマスク着用の基準を呼びかけたとしても、すぐに現在の状況が変わるとは思えません。これまで通り、屋外でもマスク着用が当たり前になることが予想されます。今後の厚生労働省の動きに注目したいところです。

(出典)厚生労働省 マスクの着用について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html

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