一般社団法人Colabo代表・仁藤夢乃vs暇空茜 最終弁論となる裁判(2024年4月16日)
2024年4月16日11時から、原告である一般社団法人Colabo代表・仁藤夢乃氏の裁判が開かれました。被告の暇空茜こと水原清晃氏は今回も出廷しないなか、原告の仁藤氏側から最終弁論として意見陳述が行われました。裁判傍聴の様子をお届けします。
事件の概要
被告の水原清晃氏が、「暇空茜」というアカウントで2022年9月から10月にかけ、自らのX(旧Twitter)やnote、YouTubeなどで、Colaboの活動について「10代の女の子をタコ部屋に住まわせ、生活保護を受給させて、毎月一人65,000円を徴収している」「貧困ビジネス」といった情報を発信しました。
虐待や性搾取の被害女性らを支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」は、同団体の活動に関してデマや誹謗中傷を繰り返して名誉を毀損したとして、2023年10月16日までに水原氏を含めた4人を相手取り、計2,260万円の損害賠償請求訴訟を提起しました。
その後、2024年1月23日に仁藤氏への尋問が行われています。(水原氏は出廷せず)
2024年1月23日の裁判における仁藤氏への尋問、回答の様子は下記をお読みください。
https://tokyonewsmedia.com/archives/3875
最終弁論
1月23日の裁判では、事前に裁判所に書面を提出し、危害を受けることを避けるために出廷しなかった水原氏は、今回の裁判についても出廷しませんでした。
今回の裁判では、原告の仁藤氏の弁護士から厳しい判決を求める意見陳述が行われました。
- 本件の名誉毀損を行った被告の動機および目的について、自分の趣味である漫画を守るためにデマを流すことに公益性がない
- 一時シェルターと中長期シェルターの違いを理解していながら、一時シェルターの画像を使ってタコ部屋と称してデマを流したこと
- 訴訟に関してYouTubeやnoteなどで情報発信をして収益を上げており、Colaboの事業だけでなく法の秩序を乱す行為であること
令和6年7月18日(木)14時30分に判決が出ます。