米経済誌フォーブス(電子版)が27日に発表した米大リーグ選手の今季の総収入ランキングによると、ロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平選手が、総収入6,500万ドル(約85億1,500万円)で1位になりました。
この金額はメジャーでの歴代最高額であり、内訳はエンゼルスの今季年俸3,000万ドル(約39億3,000万円)に加えて、スポンサー契約で少なくとも3,500万ドル(約45億8,500万円)を稼ぐと試算されています。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では日本代表選手として活躍し、最優秀選手(MVP)に選ばれました。決勝九回には大谷選手が指名打者から登板。満を持して迎えたマイク・トラウト氏との一騎打ちは、空振り三振で大谷選手が制しました。
WBCで大活躍したこともあり、大谷選手の来季の年俸にも注目が集まっています。シーズン終了後には、フリーエージェント権(どの球団とも選手契約を結べる権利)を獲得するため、ロサンゼルス・エンゼルス以外の球団が獲得に乗り出します。
ロサンゼルス・タイムズのディラン・ヘルナンデズ氏は、「彼はあと5年の間で1億ドル(約133億円) のプレーヤーになるだろうね」とコメントしました。
大谷選手はほかの選手に比べてグラウンド外収入が異常に高い
大谷選手の収入が高いのはさることながら、グラウンド外収入が異常に高いことにも注目が集まっています。
今回の総収入ランキング2位は、ニューヨーク・メッツ所属の先発投手マックス・シャーザー選手で収入は5,930万ドルでした。次点でニューヨーク・ヤンキース所属のアーロン・ジャッジ選手は4,450万ドルであり、大谷選手とそれほど大きく離れていないように思えます。
しかし、グラウンド外収入に関しては大谷選手の圧勝です。2位のマックス・シャーザー選手は収入5,930万ドルのうち、グラウンド外収入は100万ドル。3位のアーロン・ジャッジ選手は4,450万ドルのうち、グラウンド外収入は450万ドルです。
一方、大谷選手の昨年のグラウンド外収入は2,000万ドルであり、今年は少なくとも3,500万ドルを上回ると予想されています。フォーブスによると、大谷選手は日米を含む13社と提携しているとのことです。
ニューバランスのマーケティング責任者は、「ショウヘイの日本市場における年間の広告効果は数千万ドルに上るだろう」と述べています。今後の大谷選手の活躍、そして年俸の上昇幅に注目が集まります。