実業家である前澤友作氏が、詐欺広告についてFacebook Japan代表の味澤将宏氏に公開で質問を投げかけたことが話題となっています。この問題提起は、4月4日に前澤友作氏が自身の公式X(旧Twitter)アカウントから行いました。
前澤友作氏は特にFacebookとInstagram上で無断で自らの画像が使用され、詐欺広告が広がっている現状について触れています。XではFacebook Japan代表の味澤将宏氏に対し、「御社のFacebookとInstagram上での詐欺広告が大きな社会問題になってますが、今後どのようにこの件対応される予定ですか?多くの方が詐欺被害に遭い、多くの著名人が写真などを詐欺広告で無断使用されています」と指摘しました。
詐欺広告とは、芸能人や著名な経営者、投資家の画像を無断で使用し、まるで彼らが特定の投資を推奨しているかのように見せかける広告のことを指します。これらの広告をクリックすると、被害者はメッセージアプリのグループチャットに誘導され、そこで口座開設を強く勧められます。
多くの場合、被害者は業者の指示に従い投資を行い、最終的には業者と連絡が取れなくなり、金銭を騙し取られたことに気付くという流れです。前澤友作氏は、すでに3月20日に開設した詐欺広告被害の通報窓口に寄せられた188件、総額約20億円の被害について、警察に対策と捜査を要請しています。
さらに、SNS事業者が詐欺広告を見過ごしていることについても問題視し、詐欺の幇助にあたる可能性があるとして警察に報告しています。この問題への対応が、今後のSNS上の広告運用にどのような影響を与えるのか、注目が集まっています。
堀江貴文氏もSNS上の投資詐欺広告を指摘 「スーパー迷惑ですよ」
実業家の堀江貴文氏は3月10日、自身を無断で利用したSNS上の投資詐欺広告について、TBS「サンデー・ジャポン」で強い不満を表明しました。Facebookなどで自らの写真や名前が使用されていることに対し、以前からMeta社に削除を求めていたとのことです。
また、同社のAI判定システムが適切に機能していないと批判しています。「ポンコツAIなんだよ、それが。無数の人たちが、これは詐欺広告ですと申請出してるのに『これ大丈夫です』みたいな反応をずっと返してきてる」と怒りをあらわにしています。
さらに、堀江貴文氏の正規の広告までもが詐欺と誤認され、表示されなくなる事態が発生しました。これにより、堀江貴文氏のビジネスに大きな影響が出ており、売り上げが大幅に減少しているとのことです。「スーパー迷惑ですよ」と指摘しています。