「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣被告(25)に懲役9年罰金800万円の判決(2024年4月22日)

「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣(わたなべまい)被告の裁判で懲役9年罰金800万円が言い渡された名古屋地方裁判所

2024年4月22日14時から名古屋高地裁で、自称「頂き女子りりちゃん」(本名:渡辺真衣)の裁判が開かれ、懲役9年と罰金800万円の判決。渡辺真衣被告が、恋愛感情を背景に多くの男性からおよそ1億5,500万円をだまし取った罪として、検察は懲役13年と罰金1,200万円を求刑していました。

名古屋地方裁判所での整理券配布に並んでいる人の様子
裁判が行われた名古屋地裁には、313人が傍聴券を求めて並んでいました。

事件の概要

「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣(わたなべまい)被告のYouTube動画
「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣被告(本人のYouTube動画より)

SNS上で「頂き女子りりちゃん」を自称していた渡辺被告(25)は、男性3人に恋愛感情を抱かせた上、金に困っているなどとうそを言っておよそ1億5,500万円をだまし取った詐欺の罪や、詐欺を助けるための“恋愛マニュアル”を販売、さらに約4,000万円の所得税を脱税した罪に問われていました。

渡辺被告は、ホストからナンバーワンになるための支援を求められ、必要とされたことをきっかけに、性風俗店の客に恋愛感情を抱かせて金を詐取したとのことです。その後、「頂き女子りりちゃん」としてSNSで注目を集めるようになり、自作の恋愛詐欺マニュアルを販売したという経緯があります。

弁護士は「被告はホストに利用されたにすぎない」として減刑するよう主張していました。

また、渡辺被告が支援していた元ホストの田中裕志被告は、渡辺被告が男性からだまし取った犯罪収益だと知りながら、飲食代として909万円を受け取ったとされ、組織犯罪処罰法違反などの罪に問われています。

頂き女子りりちゃんについて、これまでの経緯の詳細を知りたい方は他の記事もお読みください。

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